Windowsでhiberfil.sysを削除(無効)にしてストレージの空き容量を増やす
2017/06/20
Windows 7/8/8.1/10
hiberfil.sysはWindowsをハイバネーションモード(休止状態)にする際、メモリ内のデータを一時的にストレージへ保存するための領域です。
OSがインストールされているドライブのルートに存在して結構なデータサイズとなっています。
休止状態を全く使わないよという人は、hiberfil.sysを削除(無効)にしてストレージの空き容量を増やすことをおすすめします。
ハイバネーションモード(休止状態)とは
Windowsにはハイバネーションモード(休止状態)という電源管理モードがあります。これはメモリをハードドライブ等のストレージに書き込み、
パソコンの電源を完全に落としてしまうモードです。
ハイバネーションモードはhiberfil.sysファイルを使って、現在の状況をPCに保存します。
このファイルはWindowsによって管理されているので、通常のやり方では削除出来ないようになっています。
Windows8以降は高速スタートアップが無効になる
Windows8以降の場合、hiberfil.sysを削除すると高速スタートアップが無効になります。これは、高速スタートアップ時にデバイス情報をhiberfil.sysに書き込むためです。
hiberfil.sysを削除(無効)する方法
管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。
(Windowsキー)
とR
を同時に押し、「ファイル名を指定して実行」を表示します。次に『powershell start-process cmd -verb runas』と入力して
Enter
を押します。(起動までに時間がかかる場合があります)ユーザーアカウント制御の画面が表示されたら、「はい」をクリックします。(UACが有効になっている場合)
管理者でコマンドプロンプトが起動されます。『powercfg /h off』と入力し
Enter
を押します。以上で設定終了です。
さらに、確認のため『powercfg /a』と入力し、Enter
を押します。「休止状態は有効にされていません」と表示されていれば設定できています。hiberfil.sysを有効にする方法
管理者でコマンドプロンプトを実行して『powercfg /h on』と入力すれば、元に戻ります。