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VBAで変数宣言を強制的にする方法とメリット

VBAで変数宣言を強制的にするメリット

VBAは初期状態では暗黙的宣言を許可する設定となっています。
暗黙的宣言というのは変数の宣言という形を取らなくても、キーワード以外の用語に値が代入された場合、自動的に変数として扱うものです。 つまり、変数の宣言をしなくても構わないという状態になっています。また、VBAでは暗黙的に宣言した変数は、すべてVariant型に割り当てられます。
変数の宣言行わないとわずかなスペルミスでも別の変数と扱われるので、意図しない動作をした り、変数の範囲 (スコープ) がわかりにくいコードになったりしてバグの発見やカスタマイズが難しくなります。
暗黙的宣言を禁止(明示的な宣言)によって、エラーが発生するようになるので、名前の競合や スペルミスによるバグの発生が減少する効果が期待できます。 ぜひ、変数宣言を強制的にする(暗黙的宣言を禁止)ように設定しておきましょう。

VBAで変数宣言を強制的にする方法

変数宣言を強制的にする方法にはソースコードに直接記述する方法とオプション設定か ら自動的に追加させる方法の2つ方法があります。

VBAで変数宣言を強制的にする

モジュールの先頭に「Option Explicit」と記述します。

オプション設定から自動的に追加させる

VBEを起動して、メニューバーの「ツール」→「オプション」をクリックします。
「編集」タブに切り替え「変数の宣言を強制する」にチェックを入れます。
これで、先頭に『Option Explicit』が自動的に入力されるようになります。