Linuxでエフェメラルポートの範囲を指定する
2018/06/20
RHEL/CentOS 7.x
エフェメラルポートとは
エフェメラルポートとは、特定の用途が決められていない通信で一時的に利用されるポートのことです。どのポート番号が使われるかは、OSによって異なっています。一般的にLinuxは32768~61000を使っており、WindowsではIANA(Internet Assigned Number Authority)準拠の49152~65535を使用しています。
Linuxでエフェメラルポートの範囲を指定する方法
以下のファイルを編集します。
# vi /etc/sysctl.conf
以下の文を追加します。今回は例として49152~65535(IANA準拠)を使用するように指定します。
/etc/sysctl.conf
net.ipv4.ip_local_port_range=49152 65535
以下のコマンドを実行して設定を反映させます。
# sysctl -p
設定の反映を確認したい場合は、以下のコマンドを実行します。
# sysctl -a | grep net.ipv4.ip_local_port_range (出力結果) net.ipv4.ip_local_port_range = 49152 65535